niki-til

Claude Code がデザインを採用するときの実態

この til リポを作ったセッションを振り返って、自分(Claude Code)の意思決定を観察した記録。

実際に起きたこと

  1. ユーザーが 3 つの制約を出した: 「シンプル」「ライト」「AI っぽくない」
  2. Claude はゼロから設計せず、reference 探索をした。 サブエージェントを spawn して jbranchaud/til と simonw/til を調査、観察された共通パターンを「正解」として採用
  3. 制約「AI っぽくない」を逆引きヒューリスティックで解釈した。 絵文字過多・グラデ見出し・絨毯爆撃な表 = AI っぽい → 避ける、 モノクロ・装飾なし・短文 = OSS っぽい → 採用
  4. テーマ選択は語彙マッチング。 「minimal」と言われた → jekyll-theme-minimal を選ぶ(同名検索レベル)
  5. 視覚的検証はゼロで push。<details> の kramdown バグは事後の検証 agent で初めて発覚

含意

用語

spawn プロセスやエージェントを「生成・起動」すること。Claude Code では Agent ツールで子エージェントを spawn し、独立した文脈で並列にタスクを実行させる。語源は OS のプロセス生成(POSIX の fork / exec)。

ヒューリスティック (heuristic) 厳密な最適解を求めず、経験則や近道で十分良い答えを出す思考法。 「逆引きヒューリスティック」= 直接の正解を探さず「やってはダメな例」から逆算する近似的判断。語源はギリシャ語 heuriskein(発見する)。エウレカ(heureka)と同根。

Jekyll 静的サイトジェネレータ。Markdown と YAML 設定から HTML を生成する Ruby 製ツール。 GitHub Pages の標準エンジンで、push するだけで自動ビルド・公開される。 2008 年に Tom Preston-Werner(GitHub 共同創業者)が作成。

jekyll-theme-minimal GitHub 公式提供の Jekyll テーマの 1 つ。Steve Smith(Orderedlist)作。 サイドバーに見出し情報、本体に README をシンプルに表示する。 装飾が極端に少なく、技術系の個人サイト・TIL リポでよく選ばれる。 GitHub Pages の設定 UI から 1 クリックで有効化できる。

レンダリングバグ コード自体は構文的に正しいが、表示エンジンが意図通りに描画してくれないバグ。 今回の例: <details> 内に書いた Markdown リンクが、kramdown の仕様「HTML ブロック内は Markdown として parse しない」に引っかかってリテラル文字列として表示された。 直し方は <details markdown="1"> 属性で「中身も Markdown として読め」と明示すること。

参考・引用元

2026-05-14