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フォークソノミー vs 階層分類

「カテゴリ (階層)」と「タグ (フォークソノミー)」は対立概念ではなく、二層構造として共存させるのが実務的な解。だが til 程度の規模 (18 ノート) でこれを言うと過剰設計に見える。整理しておく。

用語

Vander Wal 自身は folksonomy を 2 型に分けた:

階層の長所と短所

長所:

短所:

フォークソノミーの長所と短所

長所 (Wikipedia 整理より):

短所:

til の現状を診断する

_data/taxonomy.json を見ると:

すでにハイブリッドだが、課題が見える:

  1. 認知科学 7 件 / 学習理論 6 件 — 完全同一の 6 件を共有。実質的に同義のタグが分裂している (broad folksonomy なら自然収束するが narrow では起きない)。
  2. Claude Code 5 件が ai 3 + design 2 に分散。カテゴリ境界がタグでつながっている = ハイブリッドが機能している例。
  3. life 0 件のまま。トップカテゴリの「箱」を用意したが中身が来ない。階層型の典型的弱点。
  4. タグの粒度が混在: Git (具体ツール) と バージョン管理 (概念領域) と Webホスティング (技術カテゴリ)。

til に何が向くか — 暫定結論

規模が小さいうち (~50 ノート) は:

つまり「階層 + 統制タグ」の 2 層で十分。Wikipedia category も同じ哲学で、ガイドラインで運用される narrow folksonomy。

なぜ純粋フォークソノミーにしないか

til は 作品集 であって 蔵書 ではない。Niki 一人が書き、Niki がほとんど読み返す。検索性より「俯瞰して全貌が見える」価値の方が大きい。フォークソノミーは大量・多人数で初めて統計的に意味が出る。18 ノートに 30 タグはノイズに近い。

参考・引用元